【プロが解説】失敗しないリフォームの進め方
お客様のお金と手間と時間をかけて行うリフォーム。成功させたいですよね。
リフォームを成功させる秘訣
を記事にしました。
目次
1.きちんとした会社を選ぶ
リフォームという業界は、一定の内容までは特に資格が必要なく、新規参入しやすい業種です。その為、リフォーム業者も千差万別。建築系の資格を持った会社があれば、別業種から参入してきた建築にさほど詳しくない会社もあります。また、残念な事に悪徳商法や詐欺まがいの行為も行っている業者も存在します。
リフォーム会社を選ぶ際には、チラシや訪問販売だけで選ぶのではなく、HPや実店舗や施工事例・口コミ等を見て決めましょう。
構造にも造詣が深い会社を選んでいただければ、工事中の不測の事態(解体したら床下が腐っていた・シロアリがいた・水道管から漏水してた等)にもすぐ対応できます。
and REFORMは母体が建設会社。マンション建設からメンテナンスまで対応できる総合力があり、不測の事態にも臨機応変に対応可能です。
きちんとした会社であれば、工事後のアフターフォロー・メンテナンスも頼めます。工事が完成してから数十年付き合う業者だという事を念頭に置いて、会社選びをしましょう。
2.自分に合ったリフォーム会社を選ぶ
どのような方針の会社であるかも重要です。
「とにかく安く手軽にリフォームしたい」という要望のあるお客様と、「じっくり話を聞いてもらって、気に入ったデザインにしたい」というお客様では、合う会社が違う場合も。HP等をじっくり見て、自分の要望を叶えてくれそうかどうかを判断しましょう。
and REFORMでは、プロによるトータルコーディネートがされたお手軽LDK空間リフォームパックを用意しております。また、設計士への個別相談も承っており、「安くて手軽に!」派の方も「じっくり話してデザイン良く!」派の方もご満足していただけける会社です。
3.コミュニケーションを取る
①リフォーム会社とのコミュニケーション
リフォーム会社と話をするとき、どのような事から伝えますか。
私の経験上「お風呂をきれいにしたい」「トイレを交換したい」という要望から伝える方が多いかと思います。
リフォームを成功させる秘訣は「なぜそうしたいと思ったのか」という事情や背景までご説明いただく事です。また、生活の仕方・その空間に収納する物・その空間で使うものも伝えましょう。
事情・背景・生活までご説明いただくことによって、よりお客様に沿った商品選定やリフォーム計画が可能です。リフォームを成功させる秘訣は、「設備機器を新品に交換する」という商談に時間を割くのではなく、「希望する生活にするためにはどうしたら良いのか」という相談に時間を割きましょう。
そうする事によって、お客様がご要望するものだけではなく、お悩みや希望に沿った商品やプランをプロからも提案でき、よりよいリフォームとなることでしょう。
②家族間(リフォームする空間を利用する人相互)のコミュニケーション
どなたがなぜリフォームをしたいと思いましたか。頼みたいリフォームのプランの決定権者はどなたでしょうか。予算の決定権者はどなたでしょうか。
リフォーム会社に相談をする前に、ご家族もしくはリフォームする空間を利用する方々の間で、予算や方針についてしっかりとすり合わせをしましょう。特に、方針がぐらついたままでリフォームを頼むと、中途半端な仕上がりに為りかねません。叶えたいことの優先順位やお好みの色柄・インテリアについて、皆様で話し合っておけば、皆様の満足度が高いリフォームができます。
4.カタログだけで色を決めるのは危険
カタログの色と実物は色も質感もかなり異なります。「うまくコーディネートできたように見えたのに、実際施工したらイメージと違う!」となっても後の祭り。また、メーカーや色の名前は同じでも、床とカウンター材では色が異なります。
and REFORM では商品単体の交換をするリフォームではなく、空間提案をしておりますので、トータルコーディネートの完成度を高める為に、できる限り実物をご確認いただいております。
5.理解できない箇所をなくす
専門用語が並び、わかりにくい見積もり。実際は何をやるんだっけ?
口頭の説明だけで書類がないから後から内容を見返せない...どう頼んだかしら?
こんな事態を避ける為にも、商談時にわからない点があればしっかりと質問をし、疑問点や不安点をなくしましょう。また、口頭だけの説明で資料が手元に残らない場合、後から資料の送付を依頼ようにしましょう。
6.工事工程表を用意してもらい、下準備をする
室内のリフォームの場合、いつからいつまで使えないのか、どんな人が出入りするか不安ですよね。
工事工程表があれば、何屋さんがどの日に来るか、何日から何日までキッチン等の設備が使えないか...等が良くわかります。
・キッチンが使えない期間は外食や中食しやすい日に合わせる
・お風呂が使えない期間は仕事が休みの日に合わせる(仕事終わりに入浴できる施設が開いていない為)
など、生活に合わせた工程に変更する事も可能です。
また、着工日前に職人さんや商品が通る通路も確保しましょう。廊下や玄関に装飾品や物が置いてあると、埃が付いたり汚れたり等のトラブルが発生する場合がございます。また、スムーズな作業ができず、工事日数が増えてしまう恐れも。キッチンやお風呂のリフォームでは、大型資材を運搬する為に、リフォームとは無関係な場所から搬入する場合もあります。事前に確認してスムーズなリフォームができるように準備しましょう。
7.工事中もコミュニケーションを取る
工事中の疑問点・不安点があれば、すぐに担当者に連絡しましょう。もし打ち合わせ時の行き違いや思い違いがあったとしても、解決できるかもしれません。
8.追加工事があっても落ち着いて
リフォーム中に不測の事態が発生!
腐食部を直さないといけなくなった!
やっぱりここをこうしたい!
など、工事中に変更がある場合もしばしばございます。
そんな時でも冷静に、内容と金額を確認してから追加工事を依頼しましょう。コンセントの位置を変えるだけ...だと思っても、実際の作業は配線を新しくしたり、器具を交換したり、壁に穴をあけたり、穴を塞いで下地処理したり...やる事が結構増えるものです。「そんなに費用は掛からないだろう」と気軽に頼んだ追加工事が、積み重なって大きな金額になることも。後で慌てない為にも、追加変更に関しての金額と内容の確認はしっかりとおこないましょう。
また、追加工事を依頼することによって、工期が伸びる場合もございます。